虹村億泰の憂鬱 http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1167487472/ 移転前に一度まとめたんですが、見にくい点等があったのでまとめなおしました。分裂も発売したので丁度良いかなと。 今のところ第13話まであります。 ジョジョ4部で活躍した虹村億泰が承太郎の頼みでSOS団に入団するというものです。 職人さんの高クオリティにご期待ください。
90 名前: 虹村億泰の憂鬱:2007/01/09(火) 19:22:23 ID:??? 正月もすぎた1月に俺は転校することになったんだよォ。 それはまあ、置いとくとして……なんでこの高校はこんな高台におっ立ててあるんだぁ〜? 何が悲しくて朝からこんな『ハイキング気分』を味わわなきゃいけねーつーんだよッ! この学校を創立した責任者でてきやがれッ!一発ブンぶん殴るッ! ああ……ぶどうヶ丘高校へ向かう、あのゆったりとした道が恋しいぜぇ〜……。 そんな風に思いながらよォ〜、やっとこ高校についたわけだぜぇ〜。 俺の配属されたクラスは一年五組。まーこれはSPW財団の計らいによって決定事項だったんだけどなぁ〜。 「今日からこのクラスの仲間になる虹村億泰君だ。皆、仲良くしてやってくれよ」 「虹村億泰ス。杜王町のぶどうヶ丘高校から転校してきたんス。ヨロシクやってほしいスよ」 とまあ無難に自己紹介を終了させて、ある『女子生徒』をちらりと見る。 別にやましい心があるわけじゃあねーぞッ!(断言) で、なんで俺がこの高校に転校してきたかっつーとよォ〜……。 色々と訳があってよォ〜…まあ、話の発端は承太郎さんな訳よ。 俺達と吉良吉影の野郎との死闘から数ヶ月。 杜王町にもやっと平和な一時が流れてたわけよ。 俺はいつも通り仗助と一緒に下校してたんだけどよォ〜、 そこに承太郎さんが現れたんだ。んで一言。 91 名前:虹村億泰の憂鬱:2007/01/09(火) 19:23:07 ID:??? 「お前達に頼みがある。といっても今回主に動くのはお前だ、億泰」 といって承太郎さんは俺の肩にポンっと手を置いた。 俺が承太郎さんから頼みを受けるっつーのは珍しいんだよなぁ〜。 何せ承太郎さんがお供に誘うっつーなら、他でもねえ仗助なわけだからよォ〜。 当然、仗助と俺は質問をするわけだ。 「頼みってなんスか?」 「それよりよぉ〜、何で億泰の奴が主体なんすか〜?」 「……まずはこの写真を見てほしい」 そう言って、承太郎さんは俺に一枚の写真を渡したんだよォ。 横から覗き込む仗助と一緒にその写真を見るとよォ〜、 写真には一見すると可愛い女の子が写ってたんだ。 オレンジのカチューシャが印象的だったなぁ〜。ま、どうでもいいけどよ。 「…この『女の子』がどうかしたんすか?」 「ああ……SPW財団の調べでちょっと『厄介な能力』を持ってることが判明した」 『厄介な能力』? するってえと、この女はスタンド使いなんスか? 「いや…違う。スタンド使いではない。それは事前に調べてある」 「はぁ〜……?そんじゃ一体何モンなんスかぁ?こいつ」 92 名前:虹村億泰の憂鬱:2007/01/09(火) 19:23:57 ID:??? 仗助がツンツンと写真を叩きながら質問する。 「俺もまだ信じられねえが… どうやらこいつは『世界を自在にコントロールできる』…らしい」 「世界を自在にコントロールできるゥ〜ッ!?」 おめーら、こんなの信じられるかよォ? スタンド使いでもねーのに『世界を自在にコントロールできる』なんて信じられねえだろォ〜? いや…スタンド使いだとしても信じられねえぜぇ〜?そんなの反則じゃねえかッ! 物理法則も何もあったもんじゃねーぞッ! 「承太郎さん…いくらなんでもよォ〜、そんなの信じられねえぜぇ〜 なあ仗助?」 「ああ…大体よォ〜、そんな能力持ってたら既にそいつの都合のいいような世界になってんじゃないスかぁ?」 「その点についてなんだが……この女はまだ自分がこの『能力』を持っていることに気づいてないらしい」 気づいてないィ〜? なら尚更、そんな能力を持ってるか怪しいもんだぜぇ〜。 仗助の奴もずーっと疑いの目で承太郎さんを見てるしよォ〜。 「本当かどうかハッキリさせるにも、もっと深い『調査』が必要だ……そこでお前達に頼みたいことがある」 「はぁ〜?そりゃいいスけど、調査ならSPW財団の奴らにやらせればいいんじゃねえスかぁ〜?」 「確かになぁ〜…俺達フツーの高校生っスよ?それにSPW財団の奴らのほうが調査に関してはプロだと思うんスけど……」 俺達のもっともらしい質問に承太郎さんは軽く俯いた。 やべえ、怒らせちまったか?そんなつもりは毛頭ねえのによォ〜。 お願いだからスター・プラチナで攻撃しないでね。 「確かにお前達の言うことはもっともだ。だがな…相手は女子高生だ。これが何を意味するかわかるか?」 「はぁ〜……?」 93 名前:虹村億泰の憂鬱:2007/01/09(火) 19:24:45 ID:??? どういう意味かわからないといった表情の俺達に承太郎さんは、 「やれやれ」と言いながら言葉を続けた。そんな落胆したような表情されてもなぁ〜……。 「つまりだ…下手な行動を取ることはできねーんだ。SPW財団のメンバーは生憎全員『大人』なんでな」 なんで大人だといけないスか? 「……いい年した『大人』が女子高生を高校まで付きまとったり、自宅まで付きまとってみろ……どーなるかわかるだろ」 「あ」 なるほどぉ〜!確かにいい年こいた大人がそんなことすりゃ通報されるぜぇ〜。 ましてや相手は『女子高生』なんだからよォ〜。高校にも侵入するってわけにいかねえってわけだ。 「そういうことだ。だからお前達に調査を頼みたいってわけなんだが……」 「そりゃ良いスけど、俺達だって女子高生を付きまとったら通報されると思うんスけど……?」 「そうだよなぁ〜…うわさになるぜぇ〜、女子高生を付きまとったストーカー野郎とか言われてよォ〜」 この歳でストーカーなんて噂された日にゃいよいよ青春っつーもんが消えうせるぜぇ〜。 クラスの女子から嫌われるだろーし、近所のガキに石とか投げられたらたまらねえよなぁ〜……。 「だろーな……。だから丁度いい方法を発見した。この女の通う高校に通えばいい」 「へッ!?」 「そーすれば都合がいいだろう。わざわざ付きまとうこともねーぜ」 94 名前:虹村億泰の憂鬱:2007/01/09(火) 19:25:35 ID:??? あのォ〜……俺達すでにぶどうヶ丘高校に通ってるんスけど……。 「ああ、そうだな……。だから億泰、オメーには『転校』してもらうことにした。この女の通う高校にな」 ……はぁぁぁぃぃぃいいいいいいーッ!? 今なんて言ったんスか、承太郎さんッ!! 俺の肩に手を置いて平然と言わないでくださいよォ〜〜ッ! 「仗助や康一には家族がいるから無理だ。だがオメーはあの親父と二人暮しだろ?」 「そりゃ確かに俺は親父の世話をしてるくらいだけどよォ〜……あの親父を一人にするわけにはいかねーっスよォ!」 「何も親父を置いていけって言うんじゃあない。家ならとびきり広い家を用意する。そこに二人で住む形にすりゃあいい」 新しい家、おまけに広い家っつーのはちょっと興味もわくけどよォ……。 だけど、『転校』だぜぇ〜?さすがに仗助や康一と離れ離れになるのはさみしーぜぇ。 「調査が終われば戻ってこれるように手配はする。その間だけちょっぴり我慢してくれりゃあいい」 ……なんだか選択をせまられてるような気分だぜぇ〜。 俺って選ぶのは苦手なんだよなぁ〜……。兄貴がいてくれたらなぁ〜……。 俺はちょっと考えてよォ〜……。 「仗助ぇ〜 悪いけどよォ〜 ちょっとばかし寂しい思いするかもしれねえが泣くんじゃねーぞッ」 「安心しろ、億泰。オメーがいなくなったら康一に付き合ってもらうからよォ。思う存分行ってきてもらってかまわねーぜぇ」 こ…こいつッ!! 少しは『悲しい』だとか『寂しい』つぅ表情を見せろッ! くっそー!あったまにきたぜぇ〜!行ってやる!後で泣いてもしらんかんなッ! 95 名前:虹村億泰の憂鬱:2007/01/09(火) 19:26:34 ID:??? 「『行く』……ってことで良いんだな?」 「ああ、行きますともッ!仗助ッ!後で後悔しても戻ってきてやんねーかんなッ!」 「あーあ、わかったわかった。でも戻った時にはお土産忘れないでくれよォ〜?」 ぜってー買ってきてやるもんかッ! くっそー……仗助・億泰コンビはこんなにも脆い友情だったのかぁ〜……? なんだか涙が出てきそうだぜぇ〜……チクショー……おめーなんてもう友達じゃあねえッ! 「やれやれ、助かったぜ…。それと家の用意や転校手続きは俺がやらせてもらうから安心しておいてくれ」 「そーしてくれると助かるっス……。ところで、この女の名前はなんて言うんスか?」 「……『涼宮ハルヒ』だ」 こーして数日後、俺はぶどうヶ丘高校から転校することになった……。 由花子の奴なんて、「アホがいなくなって清々したわ」とか言いやがるしよォ〜! 仗助も涙一つ流さねーで、「お土産よろしくなー!」とか言いやがるッ! 康一だけだぜ……「億泰君が居ないと寂しくなるよぉ〜……」って弔いの言葉を掛けてくれたのはよォ〜……。 転校したその夜は涙で枕を濡らしたぜぇ〜……。悔しさと寂しさでな……。 で、話は冒頭に戻るわけだぜぇ〜……。 センコーの指示によって俺は席につく。 ちなみに制服はこの高校指定の制服だが、俺のトレードマークだけはキッチリ縫い付けておいたぜぇ〜。 校長にちょいと注意されたがそんなの俺には関係ねーぜッ! そんな風に考えてると、俺は隣の女子生徒に声を掛けられた。 96 名前:虹村億泰の憂鬱:2007/01/09(火) 19:27:29 ID:??? 「私は真中三月。よろしくね、虹村君」 そう言ってニコリと天使の微笑を俺に投げかける……。 ヒューン ドーンッ HAPPY! OKUYASU! ドーンッ ドーンッ! 俺の頭の中はHAPPYという言葉の花火でいっぱいになったぜぇ〜ッ! 今まで、ぶどうヶ丘高校で女子に話しかけられたのは掃除当番を言い渡される時や 「あんた、仗助君の邪魔だからあっち行きなさいよッ!」とかそんなんばかりだったぜ……。 それが今ッ!俺はニコリと微笑み掛けられただけじゃあなくッ!握手まで求められているッ! これが幸せと言わずになんと言うんだッ!幸せの繰り返しだよぉ〜〜ッ! 「ど…どどどど、どーもッ!俺、虹村億泰ッ!億泰って呼んでほしいス!よ…よろしくッ!」 差し出された手を両手で掴んでブンブン振って挨拶する。 転校してよかったッ!この学校に来て良かったッ!坂道なんてどうでもいいッ! 今、俺は新たなる恋の予感に目覚めたぜッ!仗助、先に彼女を作っちまってもうらむんじゃあねーぞッ! 本来の目的なんて完璧に忘れるほど俺は有頂天だったぜぇ〜〜ッ! だがよォ〜……。俺は忘れていたんだ…。『スタンド使いはスタンド使いと惹かれあう』という法則をこの時なぁ〜……。 虹村億泰の憂鬱2に続く。 110 名前:虹村億泰の憂鬱2:2007/01/10(水) 22:32:20 ID:??? 俺は隣同士になった真中三月さんと色々と駄弁りながら授業を受けたんだけどよぉ〜。 いいもんだなぁ〜…女の子との淡色の会話ってよォ〜! しかも、三月さんは俺の超好みのタイプッ!完璧に『恋に落ちた』つう感じっスよぉ〜! 「そっか、億泰君はお父さんと二人暮しなんだ。大変ね……」 「そーでもないっすよォ〜」 「食事の用意とか、家事とかはどうしてるの?」 「こーみえても家事は得意なんスよォ!特に掃除は大得意!」 ま、もっとも邪魔なモンはザ・ハンドで削り取ってんだけどよォ〜。 「へえ〜。自分で家事をするなんて偉いわね、億泰君」 「そ、そーっすかァ〜?今度、三月さんに手料理をご馳走したいなぁ〜!なんつったりして……」 まあこんな感じで、昼が過ぎ…5時限目の授業…6時限目…と過ぎていってよォ〜… 気づけばもう帰りのHRになってるじゃあねーかッ! センコーの合図と共に、お決まりの礼をして今日の授業、終了ッ! クラスの奴らが帰り支度を始め、三月さんも俺に挨拶をして帰っちまった……。 くぅ〜……。話してたときはあんなに楽しかったのに今は心が寂しいぜ……。 昼休みの飯の時間にあんだけ話したのは幻かぁ……? 111 名前:虹村億泰の憂鬱2:2007/01/10(水) 22:33:26 ID:??? ま、落胆してても仕方ねえからよ、 俺は承太郎さんに紹介された『ある人物』に会うために会話を思い出しながら移動中よぉ〜。 「転校初日の放課後、『ある人物』に会ってもらうことにした」 「『ある人物』?」 「ああ、『古泉一樹』という奴だ。俺より涼宮ハルヒについて詳しく知っているそうだ」 「『古泉一樹』?そいつはスタンド使いなんスか?」 「いや、スタンド使いではない。だが、スタンドとは違った『超能力』のようなものを使うと聞いている」 「『超能力』?」 「どんな物かは俺も知らねえぜ。直接本人に見せてもらうんだな」 承太郎さんに渡された写真を見ながら目的地に移動してんだけどよォ〜。 こいつがまた、ムカツクくらいの美男子でよぉ〜。満面の笑みがハナに付くぜぇ〜! そして、この『満面の笑みがハナに付く美男子』が待っているって話の食堂に到着。 キョロキョロとあたりを見回すと、写真に写ってる美男子がいるじゃあねーか。 クソォ〜、写真と寸分狂いない美男子じゃねえかッ! 「あなたが虹村億泰君ですね?」 「あぁ〜。そういうオメーは古泉一樹だな?」 古泉と名乗る美男子は、「ええ」と言って俺に笑みを向けたままスタスタと歩み始めた。 一体どこへ行くつもりだ?テメー。 「屋外にあるテーブルで話しましょう。コーヒーをご馳走しますよ」 112 名前:虹村億泰の憂鬱2:2007/01/10(水) 22:34:35 ID:??? 何ッ!?奢ってくれんのか!? 俺は貰えるモンなら風邪以外なんでも貰うぜぇ〜! 言っておくが、後でやっぱり金払えって言われてもビタ一文払わねーかんなッ! 「まさか。そんな意地悪はしませんよ」 あくまで笑みを崩さずに古泉のヤローは話を続ける。 こーいう、終始笑顔の奴ってどーも信用できねーんだよなぁ……。 まあ、顔は笑ってるが目は笑ってない奴よりマシだけどよォ〜。 俺と古泉は屋外のテーブルに腰を掛けコーヒーをちびちび啜りながら話を進めた。 「さて、いきなりですが質問をさせていただきます。あなたは涼宮ハルヒについてどの程度の知識をお持ちですか?」 「『世界を自在にコントロールできる』という能力を持ってるって話ぐらいしか聞いてねーなぁ〜」 古泉のヤローは「ふむ…」とまた笑顔のまま話を続ける。 「なら話は早いですね。ニュアンス的には大体それで合っています」 「……」 古泉のヤローはコーヒーを一口飲み、話を続けた。 「あまり詳しく話すと『機関』にうるさく言われてしまうので、手短に話します」 「『機関』?」 「涼宮さんを監視するために作られた組織です。僕もその組織の一員と言っておきましょうか」 一人の女を監視するためだけに組織を作るたぁ、世の中イカレタ奴が多いぜぇ……。 「それほど涼宮さんの存在が大きいというわけですよ」 んでぇ? 結局のところ、そのイカレタ『機関』に監視されてるっつー涼宮ハルヒって女は何モンなんだよォ? 114 名前:虹村億泰の憂鬱2:2007/01/10(水) 22:35:32 ID:??? 「そうですね、我々は涼宮さんのことを神。『世界の創造神』であると考えています」 「……」 さーて、帰るか。 どうやら相手にするヤローを間違えたようだぜ。 おかしな人間っつーのはミキタカのヤローだけかと思ったが、ここにもいるとはよォ〜。 ミキタカ、聞こえてっか?オメーのオトモダチになれそうなヤローがいるぜ、よかったな。 「今は信じて貰えなくても結構です。頭の片隅にでも入れておいて下さい」 そーやって笑顔をふりまきながら俺の前に立ち塞がるなァァァァッ! そこをどけッ!テメーわッ! 「僕に聞きたいことが、まだあるんじゃないんですか?」 「やかましいッ!1億歩譲って、その涼宮ハルヒっつー女がテメーがいう『世界の創造神』だとしたら その女が生まれる前の世界はどーやって作られたんだァ?俺の親父はどーやって生まれてきたっつーんだよッ! テメーのような『プッツン』と会話してる暇はねーんだッ!てめーイジめるぞ!コラァッ!」 俺のマシンガントークに臆する様子もなく、プッツン古泉は話を切り替えしやがる。 「もし、あなたを含める全人類が、それまでの記憶を持ったまま、 ある日突然世界に生まれてきたのではないということを、どうやって否定できるんですか?」 人の話を聞け!コラァッ! 「仮想現実空間を考えて見てください。あなたが脳に電極が埋め込まれ、 見ている映像や空気の匂いやテーブルを触った感覚などが、全部直接脳に与えられている情報なのだとしたら、 あなたはそれが本当の現実ではないと気づくことはないでしょう。現実とは、世界とは意外に脆いものなんです」 俺の言葉を無視して、意味わからねえことをブツブツと言いやがってッ! 一発ブン殴ってヤローか、コイツ! 115 名前:虹村億泰の憂鬱2:2007/01/10(水) 22:37:28 ID:??? 「もう少し解りやすく説明いたしましょうか?」 「いるかッ!てめーわ結局何が言いてーんだ、さっさと結論を言えッ!」 古泉のヤローはコーヒーを一口飲んで、喉の渇きを癒してから話を続ける。 「涼宮さんは宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がこの世に存在すると考えています」 どうやら涼宮って女も相当のプッツン女らしいぜ……。 この先、接触して会話する時に宇宙人やら異世界人やらの話題を出されたらたまんねーよォ〜。 あーあ……、三月さんが調査対象なら喜んで会話しまくるのによォ〜……。 「そして、涼宮さんの周りには僕のような超能力者の他に、宇宙人、未来人が存在している。 これがどういうことがわかりますか?」 確かに俺や仗助、承太郎さんのような『スタンド使い』はいるし、ミキタカも自分が『宇宙人』だと言ってるなぁ〜。 でも、ミキタカの野郎は『宇宙人』じゃあなく、明らかに『スタンド使い』だ。 「おいおい、オメー本当にそんなことを信じてるのかァー? 常識的に考えて宇宙人や未来人が、そう簡単に人様の目の前に現れるわけがねーだろーがよォ〜」 「しかしあなたは現に、スタンドという能力を持ってるそうじゃありませんか。 超能力者やスタンド使いは存在するのに、宇宙人や未来人が居ないと何故言い切れるのです?」 うッ……! そう言われると確かに居ないと言い切れるわけじゃあねーなぁ〜。 だ、だがッ!仮に宇宙人や未来人が居たとしても、それでなんで涼宮が神様ってことになるんだよォッ! 「宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がなぜこの世に存在していると思います?涼宮さんがそう願ったからですよ」 つまり、涼宮が望んだから俺のような『スタンド使い』なんかが生まれたっていいてーのか? 116 名前:虹村億泰の憂鬱2:2007/01/10(水) 22:38:21 ID:??? 「そういうことです。そして涼宮さんは、宇宙人、未来人、そしてこの僕、超能力者との出会いを果たしている。 さらにはあなたのような、スタンド使いをもこの学校に呼び寄せてしまった。 これはもう、明らかに人知を超えた力であると言えるでしょう。涼宮さんは無意識の内に神の力を行使しているのですよ」 なるほどなぁ〜。 結局のところ、こいつは意地でも涼宮を神様にしたいんだろーなぁ。 確かに、そいつがそーいう奴らを無意識的に集めてるんなら、 『世界を自在にコントロール』するという能力を持っていると言われても頷けねえことはねえなぁ〜。 だがよォー、やっぱり神っつーのは言いすぎだよなぁー?俺の考え間違ってねえよなぁ? 「先ほども言いましたが、今は信じられなくても結構です。いずれその目で確認することになりますから」 そう言って古泉のヤローはコーヒーを飲み干して、ゴミ箱にカップを捨てた。 「最後に一言。あなたがスタンド使いであることは、くれぐれも涼宮さんにバレないようにして下さい」 「バラすも何もスタンド使いなんて言われて、何の事か解る奴はスタンド使いくれーだぜ? それに、スタンドは一般人には見えねーからな。バレる心配はねーだろォ〜よ」 俺がそう答えると、古泉は満足したような顔をしてこの場を去ろうとした。 …って、ちょっと待て!まだ1つ『疑問』が残ったままだッ!このまま帰られちゃ俺が困るんだよ! 「これは失礼。その『疑問』とは一体何でしょう?」 古泉は再び席について俺の疑問に答える態勢を取った。 117 名前:虹村億泰の憂鬱2:2007/01/10(水) 22:39:23 ID:??? 「オメーの超能力の正体だ!一体どんな超能力を使うんだ?」 古泉は俺を馬鹿にするような笑いを見せる。 ……ぶん殴られてーのか? 「それはご勘弁を。虹村さんを…おっと、あなたの場合は名前の方がしっくりときますね。 億泰さんを馬鹿にしたつもりはありませんよ」 そう言って、古泉は改めて笑みを浮かべ言葉を続ける。 「残念ながら、僕の超能力はこの場で見せることが出来るような代物ではないのです。いくつかの条件が必要でして」 随分とメンドクセー超能力だな。 「いずれお見せする機会はあると思います。その時まで楽しみに待っていて下さい」 別に楽しみにしてるつもりなんてねーけどな。まあいい、今回はその答えで勘弁してやるぜ。 そう言って、古泉は俺の元から去っていった。 …と思ったら、何かを思い出したかのように引き返してきやがった。 「そうそう。涼宮さんと、どうコンタクトを取ればいいか悩んでいるのなら心配はいりませんよ。明日にでも 涼宮さんの方からあなたに接近してくるでしょう。さっきも言いましたが、あなたを呼び寄せたのは涼宮さんですからね」 そういい残して今度こそ俺の元から去っていった……。 プッツン女の方から俺に接近してくるだぁ? そりゃ、そいつの方から接近してくれりゃこの上なく都合がいいが、そう都合よく相手から俺に接近してくかっつーのッ! こん時はこう思ってたんだがよォ〜……、古泉の予言は見事に的中しやがったんだよなぁ〜……。 125 名前:虹村億泰の憂鬱3:2007/01/11(木) 20:42:50 ID:??? 俺が転校して隣の三月さんに恋をしたり、古泉のプッツン話を聞いたりしたその翌日。 これから毎日この坂道を上らなきゃならねーと思うと、 『大学受験に落ちた学生が親に報告にいく気分』になってくるぜ……。 ザ・ハンドで空間を削り取り、『瞬間移動』しながらこの道を進めたら楽だろうな……。 なんてことを思いながらやっとこ高校にたどり着く。これも全て三月さんのためッ! まあ、本来の目的は『涼宮ハルヒの調査』なんだけどよォ〜。 学校に行く『喜び』がなけりゃあ、こんなことをやってられねーのも事実だろォ? これから毎日プッツン会話を聞く身になってみろ。 三月さんのような天使がいなけりゃ、半月程でこっちが『プッツン』するぜ〜? 俺が教室に向かうと、隣で先に学校に来ていた三月さんが、友達らしき女子達と談笑しているじゃあねーか。 三月さんは俺の姿を見るなりよぉ〜。 「おはよう、億泰君」 と言って、天使の微笑を俺に向けてくれんだよォッ! くぅ〜ッ!朝の挨拶ってもんがこんなに気持ちいいと感じたのは生まれて初めてだぜ〜! 「おはようスッ!三月さん!」 そう言って一礼をし、席に着く。 三月さんは「何も礼をしなくてもいいのに」とくすくすと笑っている。 その笑い、笑顔が見れるなら俺はいくらでも三月さんの笑いものになるっスよォ〜。 126 名前:虹村億泰の憂鬱3:2007/01/11(木) 20:45:24 ID:??? そんなことを思いつつ朝のHRが始まり、そして授業を受ける。 まぁ、教師のやってる授業の内容なんてもんは、大抵聞き流してたんだけどなぁ〜。 なんてたって、隣には三月さんがいるからそんなものを聞いてる暇はねえぜッ! 俺は真面目に授業を受ける三月さんをチラリと見ながら目線を戻す作業の繰り返しに忙しかったからよォ〜。 真面目な顔をしている三月さんもカワイイぜぇ〜……。 地獄の時が過ぎるのは長げーくせに、楽しい時が過ぎるのは早いもんだぜ……。 あの坂道を登る実際の時間はまあ、20分もねーだろーなぁ〜。だがッ!体感時間は軽く1時間を越えてるッ! それに比べ、三月さんを眺めている時の体感時間は『足の小指』くれーに短いぜ〜……。 そんな風に思い耽っていてら、HRもいつの間にか終わっていた。 一人だけ着席してないことに気づき、慌てて席を立つ。 で、帰りの決まり文句を言ってHRも終了。 クラスの奴等が帰り支度や、部活へ行く準備をする。ま、俺も帰るかぁ〜。 三月さんも帰り支度してるし、ここはいっちょ一緒に帰ろうと誘ってみるかなと思ったその時ッ! 何者かに後ろからガッと襟首を掴まれた。一体誰だぁッ!? 猫を掴むみてーに俺の襟首を掴むたぁいい度胸じゃあねーか! 三月さん以外の人物がそんなことをしているなら、一発ぶん殴ってやる! いや、まてまて。三月さんがそんなことをするはずがねえーッ! 決定!有無を言わさずぶん殴ってやるッ!と思って振り返ったら……。 「ちょっと私について来なさい」 127 名前:虹村億泰の憂鬱3:2007/01/11(木) 20:46:56 ID:??? ……ま〜、大体予想は出来てたことなんだけどよォ〜。 考えてることがプッツンなヤローは性格までプッツンしてやがるな。 ていうか、コレはスデについて来る、来ないどころじゃあねーだろ!明らかに拉致じゃあねーかッ! ズルズルとこの俺を引きずる手を無理やり振り解き、俺は襟首を掴んだ人物、涼宮ハルヒに猛抗議ッ! 「いきなり何しやがるんだテメーッ!猫や子犬じゃあるめーし、いきなり襟首掴んで引きずる人間がいるかッ!」 「いいから黙って付いてきなさい」 そう言って、また襟首掴んで俺を引きずるプッツン女。 ちっくしょーっ!何で俺がこんな目に会うんだ! 三月さんと楽しく談笑でもしながら、あの長い坂道を下って帰ろーと思ってたのによォ〜ッ! 確かに、本来俺がやるべきことは涼宮ハルヒの調査だぜー? だけど…だけどよ〜っ!別に急いで調査することもねーだろーがよォ〜! 楽しい学園ライフを過ごしたっていいじゃあねーか!神はそれすら許さないっていうのかぁ!? 古泉の話じゃ、こいつが神って話だが今ならなんとなく信じられそうだぜ、ちくしょーッ! そのままズルズルと古クセー校舎まで連れてこられたかと思うと、ある部屋の前に到着。 そして、プッツン女が部屋の扉を開けて一言。 「へい、お待ち!ついに我がSOS団に6人目の団員がやってきたわよ!」 ……SOS団? なんだそりゃ?SPW財団の親戚じゃあねーよなぁー? 連れてこられた室内を見回すと、根暗そーな女。なぜかメイド服を着ている可愛い女の子。 ピンとこねーシケた面をした男。…そーいやこいつ、一年五組にいた気がするぜ。 名前は……えーと、ハテ?なんだったっけ?まあキョンキョン言われてた気がするぜー。 そして、昨日さんざプッツン会話を披露した古泉の姿があった。 128 名前:虹村億泰の憂鬱3:2007/01/11(木) 20:47:44 ID:??? 「紹介するわ、キョンはもう知ってるわよね?昨日、一年五組やってきた転校生、その名も、虹村億泰君よ!」 ……勝手にSOS団と名乗る団体に入れられた挙句、自己紹介まで勝手にされてるぜぇ、俺。いーのか? よくねえッ!ていうか、ちょっと待てッ! 俺はこんなわけのわからねー所に入るなんて一言も言ってねーだろッ! 「団長命令よ、我がSOS団に入りなさい」 まだ入ってもいねーのに団長命令もクソもあるかッ! クソ、プッツンしてるとは思ったがここまでプッツンしてるとは思わなかったぜぇッ! 「ジョ、ジョーダンじゃあねえーっ!大体、このSOS団ってのは何なんだよッ!?」 「ふふん、いいわ、教えてあげる。SOS団の活動内容、それは、」 すうっと息を吸うプッツン女。大声でも出すつもりか? 「宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶことよ!」 ……。 ま、こいつはプッツン女だからよ〜。 古泉の話を聞いてたからあんまり驚きはしねえよォ? だけどよ〜……そんなプッツンした胡散臭い団体に俺を巻き込むんじゃあねーッ! 一人でやってろ、テメーわッ!……と言えたらどんなに楽なことかァッ! 俺がここに来た本来の目的は『涼宮ハルヒの調査』をする事なんだよなぁ〜。 つまり!絶好のチャンス到来ッ!ごく自然な形で涼宮に接近できるってわけだ。 でも…でもよぉ〜……。 こんなプッツンした団体に入りたくねえ〜ッ!俺はマトモな人間なんだよっ! でも、もし承太郎さんがここシーンを見てたら『入れ』って言うだろーしなぁ〜……。 入るか、入らねーか、まさに究極の二択ッ! 129 名前:虹村億泰の憂鬱3:2007/01/11(木) 20:49:09 ID:??? ちくしょお〜、また『選択』かよ〜ォ! こんな時に兄貴がいてくれたらなぁ〜……。 えーと…どっちだ?どっちの方がいーんだ? ウゥ〜……ウダラァーッ!もう、どっちか考えるのは面倒くせえぇぇッ! こーなりゃ神頼みしかねえ!人差し指が『入る』!中指が『入らない』! ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な・て・ん・の・か・み・さ・ま・の・い・う・と・お……り。 ……『入る』になっちまったじゃあねーか、ダボガァァァァーッ! やっぱ涼宮の奴は『神様』なのかぁ……? ま、決まっちまったモンはしょうがねえな〜。 どーせこの高校にいるのだって、一時的なモンだろーしよぉ〜。 入っても特に問題ねーだろォ〜……たぶんな。 「決まっちまったモンは仕方ねーッ!入ればいーンだろ、入れば!」 本当は入りたくねー!クソォ…我ながら矛盾してるぜッ! これで三月さんと夢の『一緒に下校』がパーだしよぉ……。 くぅ〜ッ!せっかく俺にもチャンスが巡ってきったてのにこれかよ〜……。 枕を濡らしたあとは制服を濡らすのか、俺はッ! 「決定決定!それじゃあ我が団員を紹介してあげるわ」 そう言って、涼宮(プッツン女)はスタスタとメイド服を着た可愛い女の子の所まで歩いていく。 「この可愛いメイドさんが、朝比奈みくるちゃん」 「これからよろしくお願いします。虹村さん」 130 名前:虹村億泰の憂鬱3:2007/01/11(木) 20:50:21 ID:??? 改めて見ると半端なくカワイイ……。 好みだ……。三月さんと同じくらいカワイイ……! だ、だがッ!俺には既に心に決めた女性がいるッ!浮気するわけにはいかねーッ! 「あ、あのォ〜。俺のことは億泰って呼んでほしいス」 「あ…はい。すみません。では億泰さん、改めてよろしくお願いします」 そーいって、ちょこんと礼をするみくるさん。 くぅ〜ッ!可愛いぜぇ〜!そばにいるプッツン女とは大違い! 『月とスッポン』たぁ、まさにこの事ッ!見習ってほしいもんだぜ。 「そっちの本を読んでる娘は長門有希」 「……」 この長門っつー奴はさっきからずーっと本を読んでやがる。ちょっと根暗すぎやしねーかぁ? 紹介されてもチラリとこちらを見てまたすぐ読書にもどりやがった。もっとアイソー良くしろ、コラッ! ……ま、どーでもいいけどよ〜。 「んで、あっちの冴えない男がキョン」 「……冴えない男で悪かったな」 なんでこいつだけアダ名なんだ?ま、別にどーでもいいけどよ〜。 しっかし、あのやる気があるのか、ねーのか良くわからねえ表情は何なんだぁ? ま、大方コイツもこのプッツン女に無理やり連れてこられたってところだろ。 「で、向かいの彼が……」 「古泉だろォ〜?」 涼宮の奴は俺と古泉の顔を見合わせ、「あれ?知り合い?」と言ってきた。 まあ知り合いといやあ、知り合いだな〜。あんま知り合いたくねーけどな。 131 名前:虹村億泰の憂鬱3:2007/01/11(木) 20:51:51 ID:??? 「どうも」 と言って、片手を上げて俺に挨拶をする古泉。 昨日と同じように終始笑顔を振りまいてやがる。 よく疲れねーもんだぜ。もしかして一人でいる時もずーっと笑顔なのかぁ? だとしたら相当おかしなヤローだ。ああ、既に相当おかしかったな。 「しかし、お前にしては珍しいな」 「何が?」 「お前なら、転校初日に連れてきそうなもんだがな」 冗談じゃねーッ! 転校してきた初日なんかにこんな所に連れてこられて見ろ! 確実に頭が沸騰してブッ倒れてるぜ! ま〜、昨日は古泉とのプッツン会話で頭が沸騰しそうだったけどなぁ〜。 「それなんだけどさ、最初はあまり興味なかったのよ。この時期の転校生ってそこまで謎じゃないでしょ?」 そいつはありがてーなぁ〜。 できれば、そのまま永遠に興味なしでいてくれたら助かったのによぉ〜。 「でもね、一つだけ引っかかったことがあったの」 『引っかかったこと』?俺は自己紹介の時、特別変なことは言ってねーよなぁ〜? 「『杜王町』から来たって言ってたじゃない」 132 名前:虹村億泰の憂鬱3:2007/01/11(木) 20:53:47 ID:??? ああ〜、言ったよ〜ォ?だけどそれが何か問題でもあんのかよ? 「大有りよ!杜王町ってどこかで聞いたことがあるなって思ってさ、昨日ネットで調べてみたの。 そしたら大当たり!杜王町ってものすっごい町じゃない!」 ……まー確かになぁ〜。 あんだけスタンド使いが密集してる町も他にねーだろーよ。 「不気味な声を発するアンジェロ岩!投身自殺した女の人を弾き返したボヨヨン岬! いつも家が留守の漫画家の家!幽霊に出会える小道!人が住んでいる送電鉄塔!喋る本がある図書館! さらにさらに、行方不明者数が全国平均を遥かに上回っているっていうじゃない? これはもう、完全に怪しさ全開100%の町よねっ!あーもう、何で転校しちゃったの?勿体無いったらないわ!」 よく喋る奴だぜ……。そばにいたらツバが飛んできそーだな。 しかしまあ、自分が住んでるわけじゃねー町のことをそれだけ調べられるぜ〜。 コイツは宇宙人とか探すより探偵でもやって『浮気現場』とか『蒸発した親父の捜索』でも したほうがいいんじゃねーかぁ〜?そっちの方が遥かに世の中の為になるしよぉ〜。 こんな怪しい団体を作るより遥かに有意義じゃあねーか。 「でも、こっちに転校してきて暮れたおかげで素晴らしい町があるとわかったんだし、感謝しなきゃね」 おお、そりゃどもども。 できれば感謝のシルシとして退団許可がほしいところだぜ〜。 133 名前:虹村億泰の憂鬱3:2007/01/11(木) 20:56:07 ID:??? 「で、あったの?」 ……何が? 「あーもう、鈍いわねっ!不思議な事があったかどーか聞いてんのよ!」 なら最初からそーいいやがれっ! ……まぁ、不思議な事どころか生死の境を彷徨ったことさえあるんだけどな。 だが、スタンド使いのことはコイツに話すわけにはいかねーしよぉ〜。 こういう時は何ていやあいーんだ? ま、適当にお茶を濁しておけばいいか……。 「あった気がすんだが、何せその時はガキん頃だったからなぁ〜……」 「あったのね!?」 ……気がするって言ったから、嘘にはならねーよな? 涼宮の奴はなにやら勝手に考えては勝手に頷いてやがる。 どーせロクでもねーことを考えてるンだろーけどな。 「よし、決定!次の不思議探索パトロールの場所は杜王町よ!」 ……ひょっとして、俺不味い事言っちゃった? キョンのヤローが俺に「余計な事を言いやがって」と言いそうな表情をしてやがるぜ……。 しょーがねーだろ!まさか杜王町に行くと言い出すたぁ思わなかったんだからよォ!
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